西アフリカのリベリアから帰国した後に、高熱を訴えてエボラ出血熱への感染が疑われている外国籍の男性について、厚生労働省は16日午後、遺伝子検査の結果、この男性からはエボラウイルスが検出されず、マラリアと診断されたと発表した。

　
　　厚労省によるとこの男性は東京都内に住むバングラデシュ国籍の40代の男性で、昨年夏頃から仕事でリベリアに9カ月間滞在し、4日に羽田空港から帰国。15日よるに38.4度の高熱を発し、都内の医療機関に入院していた。医療従事者ではなく、現地でエボラ出血熱患者と直接の接触はなかったという。

　
　　男性はマラリアの症状が回復され次第、退院する見込み。