政治そのほか速
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14日に開業した「上野東京ライン」。
常磐線、高崎線、宇都宮線の一部が上野駅での乗り換えなしに、東京駅方面へ運行され、乗客は利便性の良さを実感していた。一方、東海道線の乗り入れが始まった上野駅は、横浜方面からの観光客や鉄道ファンでにぎわった。
品川駅や上野駅などでは早朝から出発式が行われ、関係者や大勢の鉄道ファンらが開業を祝った。
横浜市で単身赴任生活を送る会社員市川活之さん(44)は、茨城県日立市の自宅に帰るため、常磐線を月2、3回利用している。この日は品川駅で、午前6時44分発いわき(福島)行き特急に乗り込んだ。
横浜からの東海道線は東京駅止まりだったため、東京、上野駅でそれぞれ乗り換えが必要だったが、品川駅から直通で行けるようになった。市川さんは「乗り換えで荷物を抱えて階段を上り下りしたり、混雑した車内で周りに気を使ったりして大変だった。品川からの始発に乗れば楽に帰れる」と期待を寄せた。
上野駅で山手線や京浜東北線に乗り換える必要がなくなることで、通勤ラッシュ時の混雑緩和も見込まれる。JR東日本によると、ピーク時の上野―東京駅間の両線の混雑率は200%超から180%以下に減少する見通しだ。
JR松戸駅(千葉)から上野、品川両駅で乗り換えて、京急線沿線の職場まで通勤する会社員の男性(25)は「山手線や京浜東北線の朝の電車はぎゅうぎゅう詰めでつらかった。月曜日から、少しでもすいてくれれば」と話した。
一方、これまで都内の「北の玄関口」の役割を果たしてきた上野駅。地元の上野観光連盟は、上野駅で行われた記念式典で、横浜中華街発展会協同組合(横浜市)と観光促進を図る友好協定を結んだ。同連盟の二木忠男会長(61)は「東海道線の乗り入れで、横浜から家族連れを呼び込みやすくなる。チャンスだと思っている」と語る。
初めて上野に来たという神奈川県平塚市の男児(9)は「上野動物園に行きたい」、父親(44)は「アメ横などいろいろ見て回りたい」と話した。