政治そのほか速
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*07:00JST NY株式:ダウは228ドル高、量的緩和策を受けた欧州株高に連れ高
16日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は228.11ドル高の17977.42、ナスダックは57.75ポイント高の4929.51で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策による輸出企業の業績向上やユーロ圏景気回復への期待感拡大から、欧州株が全面高となったことが好感され、米国株も買いが先行。中国政府が経済成長に強気な姿勢を示し、中国株が上昇したことも支援材料となった。ドル高が一服し、為替相場で主要通貨に対してドルが下落したことも好感されており、終日堅調推移となった。セクター別では、素材を除いて全面高となっており、特にヘルスケア機器・サービスや医薬品・バイオテクノロジーが上昇した。
家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は美容・化粧品関連部門の分離を計画しているとの思惑で上昇。カナダ製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル(VRX)は、同業サリックス・ファーマシューティカルズ(SLXP)の買収提示額を引き上げ上昇。製薬のアストラゼネカ(AZN)は同社抗血栓薬の有効性を計測する検証結果が好感され、買われた。一方で、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。英石油大手のBP(BP)はエジプトへの120億ドルの投資計画が報じられ、売られた。
NY原油先物相場は一時4%超下落したが、素材セクターの一角を除いて相場への影響は限定的であった。
(Horiko Capital Management LLC)
《KO》