政治そのほか速
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*08:10JST 今日の為替市場ポイント:中国の追加緩和の影響を見極める必要
先週末2月27日のドル・円相場は、東京市場では119円43銭から119円12銭まで軟調推移。欧米市場では一時119円80銭まで上昇し、119円61銭で取引を終えた。
本日3月2日のドル・円は主に119円台後半で堅調推移か。中国の追加緩和の影響を見極める必要はあるが、リスク回避的なドル売りは抑制される見込み。
中国人民銀行は2月28日、1年物の預金基準金利0.25%引き下げて2.5%にすることを発表した。貸出基準金利も0.25%引き下げられた。金利引き下げは3月1日に実施されている。3月5日から全国人民代表大会(国会に相当する)が開かれることから、この直前に金融緩和が実施されるのではないか、との思惑は以前から存在していたようだ。
中国政府は2015年の成長率目標を7%程度に設定するとの見方が多いようだが、このままでは7%レベルの経済成長を達成することは難しいとの意見が少なくなかった。しかしながら、追加緩和を実施したことによって7%レベルの経済成長を目標に掲げる可能性は高いと思われる。
米国と英国は金融引き締めに向かっているが、ユーロ圏や中国は金融緩和を強化している。日本の金融緩和策も長期間継続されることが確実視されている。米国の金融政策とユーロ圏、アジア諸国の金融政策は全く異なっていることから、債券、為替、株式の相場動向を予測することは難しくなるかもしれない。
《KO》