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[ワシントン 18日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開催の連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、金融政策の正常化に関し「忍耐強く(patient)」いられるとした文言を削除し、早ければ6月の利上げに道を開いた。
一方で、今後の金利見通しについては引き下げるなど、米景気の先行きに関してはより慎重な姿勢を示唆した。
雇用市場の状況に関しては改善したとの認識をあらためて示した。
声明は「委員会は、労働市場が一段と改善し、インフレ率が中期的に目標の2%に回帰するとの妥当な自信が得られた際に、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を引き上げることが適切と予想している」とした。
また4月利上げの公算は引き続き小さいとの見方を示し、金利の道筋に関するフォワードガイダンスの変更は、FRBが利上げ時期を決定したことを示しているわけではないと説明した。
同時に公表されたFRB当局者の経済見通しでは、先行きに関してより慎重な見方が示された。2015年のインフレ率見通しが引き下げられたほか、金利予想も大幅に下方修正された。
「インフレ率は長期目標を一段と下回った」と指摘し、エネルギー価格の下落を背景に、インフレ率が予想を下回って推移している点に言及した。
また声明では、経済成長は「幾分緩やかになった(moderated somewhat)」とし、「経済活動はしっかりしたペースで拡大している(has been expanding at a solid pace)」としていた12月声明から景気判断を下方修正した。
今回の決定に反対票は出なかった。
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