（株）エプコット（TSR企業コード:292961855、渋谷区渋谷４－５－６、設立昭和６０年１２月、資本金４５００万円、堀江昭雄社長）と、関連の（株）パピルス（TSR企業コード:013641786、同所、登記上：中野区中野２－２５－６、設立平成６年２月、資本金４３９５万円、上杉信義社長）は３月２日、東京地裁に破産を申請した。申請代理人は大須賀忠雄弁護士（大須賀法律事務所、港区西新橋１－６－１３、電話０３－３５９５－２６８１）ほか１名。
　　負債はエプコットが約２０億円、パピルスが約１億２０００万円で、２社合計約２１億２０００万円。

　　エプコットは映像制作およびＤＶＤソフトの企画・編集を主力とし、特に韓流ドラマ等のジャンルに強みを有していた。ＤＶＤ作品としては「帝王の娘　スベクヒャン」、「かくれんぼ」、「金よ出てこい☆コンコン」、「あなたしか愛せない」などの人気作品を手がけ、ピークとなる平成２１年６月期には売上高約２６億３９００万円をあげていた。
　　しかし、主力の韓流ドラマが日韓関係の関係悪化に伴い需要が伸び悩み、２６年６月期の売上高は約２２億４８００万円に減少。打開策としてゲーム制作事業に取り組んでいたものの事業は軌道に乗らず、資金繰りが逼迫し今回の措置となった。
　　パピルスはエプコットからの受注によりＤＶＤの制作を行っていて、エプコットに連鎖した。