政治そのほか速
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(株)美術出版社(TSR企業コード:291054854、千代田区五番町4-5、登記上:新宿区市谷本村町2-19、設立昭和19年3月13日、資本金6600万円、大下健太郎社長)は3月4日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は三山裕三弁護士(三山総合法律事務所、千代田区六番町13-12、電話03-3234-2750)。
負債総額は19億6382万円(平成26年9月期決算時点)。
明治38年6月に創業した美術関連書の出版社。雑誌「美術手帖」のほか、美術史関連の作品集や事典、ガイドブックなどの雑誌・書籍発刊を手掛けていた。また、付帯して美術展のカタログ・ポスター制作を行い、美術検定試験の主催もすることで、ピーク時の平成21年9月期には売上高約17億4400万円をあげていた。
しかし、その後は出版物販売の伸び悩みで売上が減少し、25年3月期の売上高は11億3453万円に低下した。近年は、商業印刷部門の堅調な受注で売上の減少に歯止めがかかりつつあったが、借入金の負担が重くのしかかり、今回の措置となった。