政治そのほか速
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[10日 ロイター] – 10日の米国株式市場は急反落した。連邦準備理事会(FRB)が6月にも利上げを行うとの観測が強まり、ダウ平均が300ドル以上値下がりしたほか、S&P総合500種.SPXも1月5日以来、約2カ月ぶりの大幅な下げを記録した。
ダウ工業株30種.DJIは332.78ドル(1.85%)安の1万7662.94ドル。
ナスダック総合指数.IXICは82.64ポイント(1.67%)安の4859.80。
S&P総合500種.SPXは35.27ポイント(1.70%)安の2044.16。
ダウ工業株30種とS&P総合500種の終値はともに年初来でマイナス圏、S&P総合500種は今月2日の最高値から3.5%安となった。
6日に発表された2月の非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったことが、FRBの利上げをめぐる不安感をもたらした。
ソラリス・グループのティム・グリスキー最高投資責任者(CIO)は、市場の焦点になっているのは強い内容の雇用統計で、それがFRBは想定よりも早期、あるいは積極的な利上げに動くのではないかとの不安を生じさせたと指摘した。
FRBの早期利上げ観測に伴ってドルは対ユーロで約12年ぶりの高値をつけ、ドル高が米国の多国籍企業の利益を圧迫し続けるとの懸念も強まった。 続く…
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