政治そのほか速
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最近、アベノミクスの影響を受けて急速な円安が進んでおり、外国為替市場とFX取引が活況を呈している。FX取引とは、FX会社を通じて『通貨ペア』の売買を行う取引のことだ。本来の取引金額の4パーセントの小さな資金で取引する取引(レバレッジ取引)が可能で、買いだけでなく売りからも取引に参加できる。
■取引のスピード感はまるでイングランドのフットボール?
外国為替市場は月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、エンドレスに続くことになる。市場の値動きはとにかくスピーディーであり、しかも極めてダイナミック。相場の流れも刻々と変わっていくため、その様はまるで、攻守がめまぐるしく入れ替わる“イングランドフットボール”のようである。しかも、外国為替市場はグローバルにネットワークされた単一の市場であるため、世界中のトレーダーを相手にする“公式戦”のような緊張感とスピード感の中で戦いを挑むことになる。
■求められる“試合の流れ”を読む的確な状況判断と迅速な決断
取引が活況なのは、午前9時からの『東京タイム』、午後5時過ぎからの『ロンドンタイム』、そして午後9時ごろからの『ニューヨークタイム』で、取引の参加者はそれぞれ異なる。よって、同じ通貨ペアで売買しても、その時間帯ごとに売りと買いの流れがめまぐるしく変わるため、“試合の流れ”を読み状況に応じた的確な判断と迅速な決断力が求められることになるのだ。
■多忙な人にピッタリな『自動売買』
個人投資家が相場のチャートを見ながら、その場で判断して売買する取引手法を『裁量取引』と呼ばれている。裁量取引では、長時間リアルタイムで相場に張り付いていなくてはならず、サラリーマンのように日中取引に参加することができない人は、夜から早朝の限られた時間帯にしか売買に参加することができない。そのような人に向いているのが『自動売買』だ。
『自動売買』では『ストラテジー』と呼ばれる、プロが作成した売買戦略プログラムを利用することで、トレーダーが不在の時間帯でも自動で売買を繰り返して取引に参加することができるのだ。ストラテジーは複数稼働させることが可能であり、トレーダーはこれらストラテジーを操る“指揮官”のような立場で相場に接することとなる。
■ストラテジーの組合せはさながら選手選考
サッカーにおける出場選手の配置が重要であるのと同様に、自動売買をうまく機能させていくためには、稼動するストラテジーをいかに効果的に組み合わせるかが重要だ。…