政治そのほか速
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[ナショナルハーバー(米メリーランド州) 28日 ロイター] – 米保守系団体が28日まで開催した年次イベント「保守政治行動会議(CPAC)」には、2016年大統領選に出馬が予想される共和党の有力候補者が顔をそろえた。
これらの候補者の言動が次期大統領選に関するヒントを何か与えてくれるとするならば、共和党は選挙戦で近年ずっと有権者の大きな関心だった経済問題ではなく、安全保障分野における民主党の不甲斐なさに対する攻撃に多くの時間を費やす可能性が読み取れる。
こうした軸足の移行は、米経済において雇用が着実に増加している一方で、過激派組織「イスラム国」が残虐な殺害シーンを公開し、シリアやリビアで紛争が激化して米国民の安全保障をめぐる懸念がよみがえりつつあるという政治情勢の変化を反映している。
安全保障問題に争点を移すことで共和党は、民主党で最有力の次期大統領候補になりそうなヒラリー・クリントン氏に攻撃を浴びせる機会を多く得られる面もある。クリントン氏は2009年から13年まで、国務長官としてオバマ政権の武力行使よりも外交を重視するという姿勢を代表する存在になっていたからだ。
実際、CPACに集まった共和党の予想候補者は、クリントン氏の下で米国はリビアとシリアが混沌化するのを座視し、イスラム国などの新しい過激主義組織が台頭するのを抑えられなかった、との見方を示した。
フロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員は「オバマ氏とクリントン氏の外交のせいで、われわれは同盟国からはもはや信頼されなくなり、敵からは恐れられなくなった」と述べた。
また予想候補者の多くは、イスラム国を米国内の安全保障に対する直接的な脅威だと指摘。ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事は26日、「われわれは毅然として立ち、彼らとの闘いを宣言し、彼らが米本土を戦場にするまで手をこまねいていることのない大統領、指導者を必要としている」と強調した。
前テキサス州知事のリック・ペリー氏はイスラム国について「共産主義の登場以降では自由に対する最悪の脅威」と呼び、ペンシルベニア州選出のリック・サントラム上院議員は、イスラム国との戦闘のために1万人の米地上軍を派遣するよう求めた。 続く…
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