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暑い夏にのどを鳴らしながらクイっと飲む生ビールはうまい。でも、しんしんと降る雪を大きな窓から眺めながら飲む生ビールも、これまた格別なのだ。そんな雪国ならではの体験ができるのが、北海道・ 札幌にあるサッポロビール園「ガーデングリル」である。
しかし、ここの魅力は開放的な窓から雪見酒ができるだけではない。ビール園の敷地を一歩外に出ると絶対に飲むころができない、限定中の限定生ビールもあるのだ。その限定ビールの雪見酒を体験しに、サッポロビール園に行ってみた。
雪見酒でおいしいビールがもっとおいしくなる!
年100万人以上が訪れる観光スポット
歴史ある赤レンガのサッポロビール園は昭和41年(1966)、「隣の工場で今できたばかりの爽快な生ビールをどうぞ! 」をキャッチフレーズにオープンした。当初は1日来場者ひとり、売り上げ300円という日もあったらしいが、今では地元の人から外国人観光客まで、年間100万人以上が訪れる人気観光スポットとなっている。
サッポロビール園には、ビールの仕込み釜(ケッセル)のそばで飲める「ケッセルホール」や、明治時代を思わせるクラシカルな雰囲気の「トロンメルホール」、ビール園の象徴である赤レンガを使用した「ポプラ館」など、大人数収容可能なレストランスペースがある。そこでは隣の工場直送される生ビールの飲み放題はもちろん、ジンギスカンの食べ放題なども楽しめるのだ。
今回紹介するのは、落ち着いた雰囲気の「ガーデングリル」。ホール全体に開放感のある大きな窓があり、「赤レンガ開拓使館」が一望できる絶好のロケーション。中でも4人から利用できる個室は、そのプライベート空間からも赤レンガの絶景を拝めることもあって、ちょっと大人な時間を楽しむことができる。
「ガーデングリル」ではちょっと大人なひとときが楽しめる
まずは道民定番の「サッポロクラシック」から
JR札幌駅北口からサッポロビール園行きのバスに乗り7分ほどで到着。園内の照明に照らされた趣のある建物を抜けると、高級マンションのような雰囲気のエントランスがある。そこがガーデングリルだ。
全10種類のビールはおなじみの銘柄のみならず、北海道民の筆者でも初めて聞く銘柄もあった。まずは、北海道民の大定番「サッポロクラシック」(ジョッキ500ml/510円、グラス400ml/450円)で乾杯。サッポロクラシックは北海道内限定のビールであり、ほかでも飲むことはできるが、北海道の乾杯はサッポロクラシックなのである。
ここでしか飲めない5星のビール!?
さて、全10種類のビール飲み比べを始めよう。中でも特に印象的だったビールは、「サッポロビール園限定 サッポロファイブスター」(ジョッキ435ml/600円、グラス315ml/460円)だ。プレミアムビールブームの先駆者的なビールで、ファイブスターの名のごとく、その味も星5つ級のうまさだ。ビールの色はやや薄い黄金色。最後の一滴まで爽快なホップと、しっかりと苦みが楽しめる。家の冷蔵庫に毎日入っていてほしい存在だ。
「ガーデングリル限定 アルトビール」(ジョッキ500ml/770円、グラス380ml/600円)も外せない。グラスを口の近くまで持って行くと、アロマのいい香りがふわりと漂う。苦みは弱くフルーティーな味わいで、すぐにグラスの半分くらい飲んでまうほどの飲みやすさだ。
「サッポロビール園限定 サッポロファイブスター」(ジョッキ435ml/600円」
「ガーデングリル限定 アルトビール」(ジョッキ500ml/770円」
そのほか、「開拓史麦酒」(ジョッキ500ml/770円、グラス380ml/600円)や「エビススタウトクリーミートップ」(パイントグラス570ml/810円、グラス400ml/620円)など、限定ビールが豊富にそろっていて、同じ味はひとつとなくどれもうまい。ビールからスタートすると、2杯目3杯目から焼酎や日本酒などもほしくなりそうなものだが、ここではビール! ビール!! ビール!!! で間違いない。
ジンギスカンや海鮮、ザンギも!
ビールがすすむのには理由がある。それは、北海道の海の幸・山の幸をたっぷり使用したフードメニューが充実しているからだ。
特に「グレインフェッドラム」は絶品。今回はショルダー、モモ、肩ロース、ロース、ショートインの全ての部位が楽しめる「まるごとジンギスカン」(350g/3,500円)をビールのお供に。グレインフェッドラムは穀物で育てられた羊で、牧草由来の羊の臭いがほとんどく、味もマイルドなのが特長。ビールも進むが、肉も進むというわけだ。
文字通りラムをまるごと楽しめる「まるごとジンギスカン」(350g/3,500円)
同じ鉄板で「シーフード」(帆立貝、北寄貝、イカ、エビ、サーモン/3,000円)もグリルすれば、鉄板の上はもう”リトル北海道”。「タラバガニとズワイガニのグラタン」(1,400円)や「桜姫鶏の米粉ザンギ」(630円)など、北海道感のある一品メニューも充実しているので、生ビールを飲むスピードは衰え知らずである。
「シーフード」(帆立貝、北寄貝、イカ、エビ、サーモン/3,000円)で北海道の海を堪能
サッポロビール園限定ビールを中心に全10種類を飲み比べみたところ、それぞれのおいしさがあるのだが、実はその旨さと繊細な変化を言葉で説明するのは難しい。ひとつ言えるのは、気付けば一滴も残さず10種のビールを飲み干していたということ。サッポロビール園のビールの楽しみ方は理屈ではないのだ。
ビール好きもビールを好きになりたいと思っている人も、限定生ビールが楽しめるサッポロビール園へ足を運んでほしい。
※記事中の情報・価格は2015年2月取材のもの。価格は税別