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夫をイクメンにするために妻が覚えておきたい心得2つ

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夫をイクメンにするために妻が覚えておきたい心得2つ

夫をイクメンにするために妻が覚えておきたい心得2つ

 

以前、『イクメンは子供の発育に大きく貢献することが明らかに』にて、父親による子育ては、子の知能や情緒面の発達に影響することをお伝えしました。

では、あなたの夫を子育てに積極的に参加させるにはどうすればいいのでしょうか? 医学博士ローアン・ブリゼンディーン氏の『男脳がつくるオトコの行動54の秘密』を参考に、知っておくべき妻の心得をご紹介します。

 

■赤ちゃんを独占しない
夫をイクメンにしたいのであれば、妻は赤ちゃんを独占してはなりません。

オハイオ州立大学大学の研究者たちは、父親がどのくらい子育てに参加するかを最終的に決めるのは、父親ではなく母親だという。母親は、子どもへの接触を図る父親にとって「門番」のような存在だ。門を開けて父親の背中を押すこともできれば、批判的になって閉ざすこともできる。

つまり、夫の子育て意欲がどんなに高くても、妻が夫を子育てから閉め出して、その意欲をそいでしまうことがあるのです。

“門番”の妻は、夫が赤ちゃんを抱っこしようとすると「そんな危なっかしい手つきだと赤ちゃんがケガしちゃうじゃない!」と金切声をあげて、夫の腕から赤ちゃんを奪い取ってしまいます。

あるいは、夫がたどたどしい手つきでオムツ交換をしていると「まったく不器用なんだから」と冷ややかな視線を送ってみたり……。

これではどんなに愛情あふれる男性でも、子育てから疎外されているように感じて、すっかりやる気を失ってしまいます。

「うちの夫ったら、全然子育てに協力してくれなくて……」という場合、もしかすると妻が赤ちゃんを独占して、夫が関与する余地をなくしているのかもしれません。

実は、男性は我が子とじかに接触すればするほど、子どもとの絆を強めるとともに、脳のはたらきまでが子育て向きになっていくことが研究でわかっています。

まず、子どもと触れ合うことで、愛情ホルモンの一種であるオキシトシンが分泌されます。また、脳において、物事の結果を予測する領域である前頭前野が活性化するのです。

これにより、最初のうちは赤ちゃんが泣きだすとお手上げ状態だった男性でも、実戦を通じてどんどん子育てスキルが向上します。

なので、妻は自分ばかりが抱え込んでしまわずに、まずは夫に子育てを委ねてみるべきなのです。

 

■夫のやりかたを尊重する
夫の子どもへの接し方を見ていると、ずさんすぎて眉をひそめたくなることだってあるかもしれません。

しかし、妻は“父親には父親のやりかたがある”とわきまえて、自分の価値観をおしつけないようにするべきです。

たとえば、夫が子どもと遊んでいるのを見ると、動きが激しくて、子どもがケガをするのではないかと心配になることがあります。

しかし、母親目線ではヒヤヒヤするような動きでも、実は子どもにとっては刺激的で面白いのです。また、母親とは異なる父親特有の遊び方は、子どもの好奇心と学習能力を育むという調査結果もあります。

さらに、子どもは生後間もなく父親と母親を判別でき、それぞれ異なる関わり方をするとのこと。つまり、子どもは父母に対して、別々の役割を期待しているのです。

したがって、妻が夫に対し、自分と同じやり方・接し方を強要するのは、子どもの発育上、好ましくありません。父と母それぞれの特色があることを理解して、夫のやりたいように子どもと関わらせましょう。

 

いかがでしたか? 上述のように、夫がどれくらい育児に参加するかは夫の意欲というよりは、実は妻次第という面が大きいです。

ぜひ、夫をのけ者にせずうまく巻き込んで、ふたりで協力して子育てに取り組んでくださいね!

 

【参考】

※ ローアン・ブリゼンディーン/早野依子(2010)『男脳がつくるオトコの行動54の秘密』 PHP研究所

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