明日はホワイトデーですね。
口では「お返しはいらないから」と言いつつも、ほんのり期待している人も多いのでは？

特に本命チョコを渡した相手なら、何らかの反応が欲しいところ。本当に音沙汰がなかったら「常識ないの？」なんて思ってしまいそう…。

女「ないわー」男がホワイトデーにビミョーなものをくれる理由

とはいえ、男性たちは「何をあげたら喜んでくれるのやら」とプレッシャーを感じているようでもあります。
スイーツ好きならともかく、ほとんどの男性はクッキーなんてどこの店も同じ味でしょ、ぐらいに考えていそうですし。

彼らはお返しを選ぶとき、どう考え、何を基準に選んでいるのでしょう。関東在住の男女に、ホワイトデーのエピソードを聞いてみました。

≪本命の場合、お菓子はおまけ？≫

◆ 「アクセサリーをメインに選んでますね。事前に何が欲しいかリサーチして。近所に評判のいいケーキ屋さんがあるので、そこで焼き菓子を買ってプレゼントに添えます」（24歳　男性）

◆ 「デパートのギフト売り場で目についたハンカチを買って来た彼。気持ちはうれしいけど、何か他人行儀な感じがして微妙でした。それ以来、プレゼントをもらう前は何が欲しいかそれとなく伝えています」（27歳　女性）

◆ 「ホワイトデーのお返しという名目で、いつもよりちょっといい所に食事に連れて行くくらいかな。考えるの面倒だし」（31歳　男性）

本命だからこそお菓子にこだわらない…いや、お菓子では済まされない、という思いがあるのかもしれませんね。
「何が欲しいか直接聞く」という人も多くいましたが、誕生日やクリスマスに比べると、金額的にはライトなものになる傾向がありました。

≪義理は本命より気を遣う！？≫

◆ 「ネットでランキングとレビューをチェックして、値段で決めてまとめ買い。会社に届けてもらい、当日職場の女の子に配ります。便利な世の中になりました（笑）」（32歳　男性）

◆ 「デパ地下で買います。ある程度名の知られた店のものなら、たいて喜んでくれるので」（25歳　男性）

◆ 「職場の男性陣はみんな、お昼に出たついでにコンビニで買ってくるみたい。だから同じお菓子をいくつももらうことも。別にいいけど、ちょっと味気ないです」（29歳　女性）

◆ 「上司からのお返しが、毎年、有名パティスリーのお菓子なんです。ラデュレのマカロンとかヨロイヅカファームのスイーツギフトとか。オシャレでおいしくて…奥様が選んでいるようですが、さすが～と思います！」（27歳　女性）

女性の見る目って厳しいですから、「本命より義理のほうが気を遣う」という男性もいました。

その結果、「これなら問題ないだろう」的にごく無難なものに落ち着いてしまい、女性にとっては案外つまらないプレゼントになってしまうことも多々あるようです。

≪ホワイトデーは男を値踏みする日!?≫

なお、既婚男性からのお返しが、他の誰よりもツボを押さえていたりすると、思わず「できた奥さん」なんて、当の本人を飛び越えて思っちゃいますよね。

自分ではそんなつもりはなくても、知らず知らずのうちにちゃっかり相手を値踏みする…なんて、ホワイトデーは意外とシビアで罪なイベント、とも言えるのかもしれません！

でもまあ、せっかく相手の価値観やセンスが垣間見える日でもあるので、1年に一回ぐらいはそういうのもアリな気も。

ということで、普段は基本NGですが、ホワイトデーには「プライベートでもできる人？」「気遣い上手？」などなど、積極的に男性陣を値踏みしちゃってみてはいかがでしょうか？

（文＝石村佐和子）