政治そのほか速
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ライトに照らされ、水面に映る幻想的な「逆さ桜」で知られる岐阜県下呂市和佐の「苗代(なわしろ)桜」(県天然記念物)が見頃を迎え、訪れた観光客らを魅了している。
苗代桜は、樹齢約400年で、樹高25メートルと30メートルの姉妹桜。昔、村人たちが桜の開花を待って、苗代の準備を始めたことが名前の由来になったという。
今年の開花は、例年より1週間ほど早いという。6日夜からライトアップが始まり、一気に見頃を迎えた。ライトアップは16日までの予定で、午後6時半から同9時半まで。
戦後70年の「慰霊の旅」としてパラオを訪問中の天皇、皇后両陛下がペリリュー島で戦没者に供花された9日、県内でも松阪市飯高町の水屋神社にある六角堂で、関係者らが祈りをささげた。
参加したのは、父が同島で陸軍医を務めた名張市の吉住佳代子さん(70)と、憲法学者で同神社の宮司だった兄が同島へ慰霊の訪問を続けたという津市の宮崎和子さん(59)ら。戦没者を追悼するとともに、両陛下の訪問を亡き父と兄に報告した。
吉住さんの父、上島英義さんは1944年4月、軍医として派遣されていた満州(現中国東北部)からパラオに転戦し、ペリリュー、アンガウル両島で負傷した兵士を治療。45年12月に帰還し、名張市で小児科医になった。吉住さんには、当時について多くを語らなかったが、「慰霊に行けずに年を取ってしまった。代わりに行ってくれへんか」と慰霊を頼み、2006年12月に90歳で亡くなった。
宮崎さんの兄、久保憲一さんは鈴鹿市の鈴鹿国際大学(現鈴鹿大学)で憲法や政治学を研究。昨年8月に64歳で亡くなるまでに、学生らとペリリュー島を5回訪問した。宮崎さんに「パラオの人たちは、島民の命を守った日本人の思いやりあふれる行動について、よく話をしてくれた」と繰り返し語ったという。
慰霊を終えた吉住さんと宮崎さんは「2人も両陛下のパラオ訪問を喜んでいることでしょう。悲惨な戦争を経て享受している平和を、私たちがどう守っていくか今後も真剣に考えていきたい」と話していた。
昨年に続き蒲郡市での開催が決まっている「第5回全国ご当地うどんサミット2015in蒲郡」について、蒲郡商工会議所に事務局を置く同サミット開催委員会は、会期を初めて2日間に拡大し、11月7、8日に開くと発表した。会場は昨年のラグーナ蒲郡から市街地に近接した蒲郡港竹島ふ頭(港町)周辺に変更する。
昨年の第4回大会では24団体が出展し、1日で過去最多の約2万人が訪れた。今大会について、同委員会では25団体の出展を予定し、2日間で5万人の来場を見込んでいる。
サミットは2011年に滋賀県東近江市で始まり、第3回大会で同会議所青年部などが組織する「蒲郡シティセールスプロジェクト ガマゴリ・ら」が出展した「ガマゴリうどん」が初出展で初のグランプリを獲得し、人気に火がついた。サミットでは国内産小麦を使ったご当地うどんが集結し、模擬店で提供。来場者がお気に入りのうどんに投票し、順位を決める。
和歌山市西庄の和歌山看護専門学校で9日、入学式が行われ、男性6人を含む新入生52人が看護師を目指して第一歩を踏み出した。
成川守彦校長が「患者さんに言葉をかけ、大切に守る看護師を目指してください」と式辞を述べた後、新入生を代表して川上真友花さんが「同じ夢を持つ仲間と励まし合い、共に高め合いながら精進し続けることを誓います」と意気込みを語った。母親も看護師という新入生の明神和史さん(18)は「人の命を助ける職業にあこがれて入学した。しっかり勉強し、医療に貢献できる人になれるように頑張りたい」と話していた。
子育て世代の移住を促すため、津和野町が建設していた「つわの暮らし推進住宅」計5棟が完成し、入居が始まった。25年間住み続ければ、入居者に敷地ごと無償譲渡する条件で、町は2015年度も同町中川に3棟を整備する。
同住宅は木造平屋の一戸建て(約95平方メートル)で、ほぼ高津川流域産材で建築。間取りや外観は入居者の希望を取り入れて、青原地区に3棟と左鐙地区に2棟を初めて建設した。
小学生以下の子供を持つ世帯に限って入居者を公募したところ、北海道や九州などからも問い合わせがあり、地元住民も加わった審査委員会で地域活動に対する考えなどを聞いて、益田市や東京都、兵庫県からの移住希望者5世帯21人を選んだ。
家賃は月額3万円で、町内の建設会社や設計事務所などでつくる特別目的会社が25年間は指定管理者として維持管理する。事業費は25年間の維持管理費を含めて1億5900万円。
町は14年度からの5年間で、希望する地域に計25棟を整備する方針で、町つわの暮らし推進課は「子供のいる世帯が減っており、若い人が地域に入ることで活性化につながることを期待したい」としている。(熊谷暢聡)