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国の無形文化財に指定されている「丹波布」の継承に取り組む丹波市青垣町西芦田、市立丹波布伝承館で、長期伝習生5人の創作展が開かれている。21日まで。
丹波布は、草木で染めた手紡ぎの綿糸を用い、縦糸に木綿糸、横糸に絹を交ぜ織りにし、茶色、紺色、緑などのしま模様を表現した織物。紡ぎ、染色、織りの全工程が手作業で、化学染料は使わない。合併前の旧青垣町が、技術保存のため伝承館を建設し、2年間で全工程を習得する長期伝習生の養成を始めた。
会場には昨年、入門した9期生5人が、通常の半分の長さの反物や、子ども用スカート、ワンピース、スカーフなど54点を出品。素朴な味わいを表現している。問い合わせは同館(0795・80・5100)。