政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2015年4月18日、長江網は、作家の村上春樹氏が第2次世界大戦の被害国と日本の関係について、「日本は謝り続けるしかない」と発言したのはなぜだろうかと疑問を投げかける記事を掲載した。以下はその概要。
【その他の写真】
村上氏は先日のインタビューで、戦争被害国と日本との関係について、「謝ることは恥ずかしいことではない。細かいことはともかく、日本が他国を侵略したことは事実。歴史認識はとても重要なことであり、日本ははっきりとした謝罪の言葉を述べることが大事だ」、「相手国から『十分に謝ったのだからもういいよ』と言われるまで、謝り続けるしかないのではないか」と指摘した。中国人でも韓国人でもなく、日本の著名作家がこのように述べたことには3つの原因があると思われる。
日本政府は従軍慰安婦問題について1991年12月から調査を行い、93年8月4日に河野談話が発表された。慰安婦動員の強制性を認めるものだが、日本政府は昨年10月にこれを批判。謝罪しないだけでなく、河野談話を否定する安倍政権の姿勢を村上氏は見過ごすことができなかったと推測する。
第2次世界大戦では日本国民も大きな被害を受けた。日本は忘れることができない傷を負ったはずだが、安倍首相の数々の言動は日本国内だけでなく、平和を目指す諸外国に警戒感を抱かせている。知名度が高い村上氏の発言はとても大きな影響力を持っており、今回の発言は世界中にとどろいた。しかし、これは安倍首相に伝わり、果たして理解されただろうか。
中国の王毅(ワン・イー)外相はかつて、「70年前に日本は戦争に敗れた。70年後、日本は再び良識を失うべきではない」と発言している。村上氏はこれまで何度もノーベル文学賞の候補として名前が挙がってきたが、それは作品だけでなく、作家としての良識を持ち続けているからだ。安倍政権が謝罪しない中、村上氏が発したこのメッセージこそ、日本の「光り輝く道」である。安倍政権はこの道を歩むことができるだろうか。(翻訳・編集/野谷)
2015年4月21日、中国・河北青年報は、河北省のある中学校が学生の飛び降り防止のため校舎に鉄柵を設置したと伝えた。これに対し、中国ネットユーザーは「刑務所のよう」とコメントを寄せた。
【その他の写真】
河北省の衡水第二中学校は教育の厳しさで知られており、大学入試でも難関大学への合格者を輩出している名門校(*中国では中・高を併せて「中学」と呼んでいる)。しかし、これまでにもその厳しい学校運営に関して取り沙汰されることが多く、今回も校舎の廊下に床から天井まで鉄柵を設置したことで話題になった。
離れた場所からでは校舎はまるで刑務所のように見えることから、ネットには「ここは学校なのに刑務所のよう」と嘆くコメントが寄せられた。この学校では昨年から今年にかけ、半年以内に2人の高校3年生が飛び降り自殺している。(翻訳・編集/谷)
2015年4月21日、韓国・fnnewsによると、韓国政府は今年から独島(日本名・竹島)関係の民間団体に1億ウォン(約1100万円)の財政支援を行うことを決定した。ただし一部では「手遅れ」「メンツを保つため」などとする声も聞かれた。環球時報(電子版)が伝えた。
【その他の写真】
韓国の海洋水産部によると、韓国政府はサイバー市民団体VANK等、独島関係の民間団体に対し運営管理費として財政援助を行う。政府は「独島の持続可能な利用に関する法律」に基づき、昨年4月に「独島に関する研究団体・民間団体の財政支援に関する告示」を制定、関連予算を確保した。
民間団体は08年から政府に対し財政支援を求めてきたものの、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領はサイバー市民団体に対する財政支援を削減。当時韓国社会では大議論を引き起こした。(翻訳・編集/谷)
20日、イタリアのシチリア島カターニアで、地中海での密航船転覆事故後に救助され、沿岸警備隊の船に乗る密航船の船長(左)と船員(EPA=時事)
【カターニア(イタリア)AFP=時事】北アフリカからの不法移民を乗せていた密航船が地中海で転覆し多数が死亡した事故で、イタリア南部シチリア島カターニアの検察は21日、チュニジア人船長の操舵(そうだ)ミスと定員超過が原因だったと明らかにした。
検察によると、船長が操舵を誤り、パニックを起こした乗船者数百人が船上で右往左往し、最後はポルトガルのコンテナ船に衝突し転覆した。イタリア到着後の船長と船員が、殺人や人身売買の容疑で逮捕されている。
【ローマ福島良典】リビア沖の地中海上で18日深夜、欧州を目指す難民・移民約700人を乗せた漁船が転覆した。28人は救助されたが、数百人が行方不明になっている。イタリアのANSA通信などが報じた。
イタリア沿岸警備隊が漁船から「航行困難になった」と遭難信号を受け、現場近くにいたポルトガルの貨物船が救助に向かった。貨物船を見た難民・移民が注意を引こうとして船の片側に押し寄せたため、転覆したとみられる。
現場海域ではイタリアとマルタの当局などによる生存者の捜索・救助活動が続いているが、英BBC放送(電子版)によると、マルタのムスカット首相は「大勢が死亡した恐れがある」と述べた。地中海では今月13日、同様の理由で密航船が転覆し、約400人が死亡したとみられる海難事故があったばかり。
フランシスコ・ローマ法王は18日、イタリアのマッタレッラ大統領とバチカンで会談した際、地中海を命がけで渡る難民・移民の窮状に言及し、「欧州・国際レベルでの取り組みの拡大」を呼びかけた。