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【ブリュッセル斎藤義彦】ロシアが欧州での戦車など通常兵力を削減・管理する欧州通常戦力(CFE)条約の活動を「完全に停止」したと10日に発表したことについて、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は11日、「失望した。(CFE条約を)なお支持している」と、ロシアに復帰するよう訴えた。
事務総長は「欧州での通常戦力管理を進めるべきだ」と述べ、ロシアの態度を批判した。CFE条約が「完全に停止」されれば、欧州での通常戦力への制限がなくなり、ロシア、NATO双方が軍拡に走る懸念もある。
ロシアは米国が欧州でミサイル防衛(MD)計画を進めることに対抗し、同条約の履行を2007年に停止している。今回は、条約の履行確認のために設置した「協議グループ」への参加を11日で中止することを表明、「同条約での活動を完全に停止する」と宣言した。
CFE条約は1990年にNATOと当時のワルシャワ条約機構加盟国が調印。