政治そのほか速
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【ドネツク真野森作】ウクライナ東部で続く政府軍と親ロシア派武装勢力の紛争は、2月の停戦開始から15日で1カ月を迎えた。親露派の拠点都市ドネツクは、戦闘はほぼ収束した。だが、紛争再燃をおそれ、防空壕(ごう)に身を寄せて暮らす住民もいる。
ドネツク西部のペトロフ地区。炭鉱の地下に旧ソ連時代に設置された60人収容の「核シェルター」で、戦火を恐れる約40人の住民が寝泊まりしている。冷戦時代にすら使われなかった施設だ。
かび臭い室内では幼い子供たちが遊び、戦車の絵が飾られていた。1歳から6歳まで4人の子供を持つイリーナ・バトゥラさん(23)は「ここは電気も暖房もあって安心です。ただ、今の静けさが逆に何かが起きそうで怖い。本当の平和がほしい」と話した。砲撃で家を失ったマリア・レペテワさん(75)は「第二次大戦のときよりも怖い」と涙を流した。市民の間では戦闘再開のうわさが飛び交っていた。