政治そのほか速
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[ワシントン 4日 ロイター] – 米連邦最高裁判所は4日、オバマ大統領の看板政策である医療保険制度改革法(オバマケア)に関する審理を開始した。同法に反対する保守派は、保険加入者に対する税額控除はほとんどの州で行うべきでないと主張している。
9人の判事の見解は分かれており、アンソニー・ケネディ判事の票が勝敗のガキを握るとみられる。
保守派のケネディ判事は双方の弁護士に対し、政府が敗訴すれば州政府に悪影響が及ぶ可能性があるとの懸念を表明。オバマ政権を支持する可能性を示唆したものの、どちら側への支持も明言しなかった。
ジョン・ロバーツ最高裁長官も、自身の票についてほとんど手掛かりを示さなかった。同長官は、オバマケアについて国民の保険加入を義務付ける条項が争点となった2012年の訴訟で合憲判断(5対4)のカギとなる支持票を投じていた。
最高裁の4人のリベラル派は政府を支持するとみられる。一方、保守派のアントニン・スカリア判事とサミュエル・アリート判事は原告側に同調するような質問をした。同じく保守派のクラレンス・トーマス判事は何も質問しなかった。
反対派を支持する判決が下された場合、少なくとも34の州で最大750万人が中低所得層の保険加入を支援する税控除を受けられなくなる。
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