【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト（電子版）は１１日、大統領警護隊（シークレットサービス）幹部２人の乗った公用車が先週、ホワイトハウス周辺に設けられた防柵に突っ込む騒ぎがあったと報じた。２人は当時、酒に酔っていたという。警護隊報道官は「不適切な行為」があった可能性もあり、調査を進めていると認めた。

　　同紙によれば、２人は４日、記章を見せた上で、不審物捜査のため封鎖されていた一帯を公用車で通り抜けようとし、規制テープを突破して防柵に衝突した。現場の警護隊員らは２人を拘束しようとしたが、上司の命令を受けて帰宅を許したという。警護隊の規則は、飲酒して公用車を運転することを禁じている。