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(台北 3日 中央社)日本の地質学者は3日に台北市内で開催された原子力に関する座談会で、沖縄本島の西側約400キロに位置する八重山諸島で地震が発生した場合、津波は20分後に台湾に到達するとした予測を発表し、北東部にある原子力発電所が影響を受ける可能性を指摘した。
津波や巨大地震の研究を行う都司嘉宣氏によると、八重山諸島の地震発生周期は約1000年に一度で、この地震による津波の高さは台湾の北海岸や東海岸に到達時で5~10メートルにもなるという。
この予測から、都司氏は台湾の原子力発電所建設に対し、津波の影響を避けるため、ディーセル発電機を10メートル以上の高さに設置するよう呼びかけている。
同座談会は、台湾の原子力問題について考える「地震国告別核電日台研究会」の主催で行われ、日本の専門家や台湾の立法委員(国会議員)などが出席した。
(魏紜鈴/編集:名切千絵)