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18日付の中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は、「米国は中国の脅威を誇張し、日本を利用して中国を牽制して大規模戦争に備えている」とする中国軍事専門家の主張を取り上げた。
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米海軍、海兵隊、沿岸警備隊が先ごろ、最新版の「21世紀の海軍力のための協力戦略」を発表した。07年版を改定したもので、米海軍と海兵隊は20年までに300隻を超える艦隊を保有し、常時120隻をアジア太平洋地区に配備するとしている。中国の軍事専門家、杜文龍氏は中国中央テレビ(CCTV)の取材で、これについて「中国の脅威を誇張したもの。その目的はアジア太平洋地域における戦略的配備を強化させることだ」と述べた。
別の軍事専門家、尹卓氏は、「米国は日本を利用して中国を牽制すると同時に、オーストラリアに大型基地と戦略倉庫を建設し、大規模戦争に備えている。米国はインド洋の親分だが、力の低下に従い、インドの助けが必要になっている。インドを太平洋や南シナ海に進出させ、中国を牽制したい考えだ」との見方を示した。
「最新版の『協力戦略』は実質的には中国の脅威を誇張し、金を手に入れるための戦略」と杜氏が言うように、米海軍と海兵隊が従来の造船計画と前線配備計画を推進しようとすれば、莫大な資源が必要になる。「中国の脅威を誇張せず、中国という目標がなければ、米軍基地やそこに配備する新型武装に十分な根拠がなくなる」と杜氏は指摘している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)