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2015年3月11日、環球時報(電子版)によると、米シンクタンク・ジェームズタウン財団は6日、中国が東シナ海情勢を左右する可能性のある新型軍用ヘリコプターの配備に向けて準備を進めていると指摘した。新型ヘリコプター「直-18(Z-18)」、「直-20(Z-20))は尖閣諸島周辺における巡視・監視力向上に寄与するとみられており、年内にも配備するとの見方もある。
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2タイプの新型ヘリコプターは現在中国軍に欠けている高高度機と中型機を補うものとなる。直-18は仏SA321シュペル・フルロンをもとに開発された「直-8(Z-8)」の改良版で、飛行高度9000メートルを記録し、エベレスト越えに成功。チベットなどの高地やへき地、さらに沿岸部や島しょでの運用が期待されている。
直-20は世界各地で運用されている米UH-60ブラックホークをもとに開発された機体で、UH-60は1980年代初頭に少数ながら中国に売却されている。2013年12月に初飛行テストが行われた直-20にはさまざまな最新技術が盛り込まれ、多用途輸送ヘリコプターとして開発されており、単なるUH-60の完全コピー版ではない。艦載機としても運用でき、大型エンジンを採用したことで高高度でも運用可能となっている。
重量が10トン足らずと軽量で、空母のみならず小型駆逐艦や強襲揚陸艦などにも艦載が可能な直-20は多くの兵員を上陸させることができる。また、積載性が向上したことによって、より有効なセンサーや兵器の搭載も可能となっており、海上における哨戒や対潜戦でも重要な役割を担うことになるという。(翻訳・編集/岡田)