５日、韓国の市民メディア・オーマイニュースは、昨年日本を訪れたインドネシア人観光客が増加したと伝えた。インドネシア観光部発表「２０１４年インドネシア人出国客数統計」のデータによると、インドネシア人の海外旅行は、貨幣価値の下落と経済成長率の低下で、２０１３年比マイナス０．９３％であった。だが、韓国や日本への海外旅行は好調。韓国を訪れたインドネシア人は計２０万８３２９人で、２０１３年と比べ１０．１％増加した。日本は計１５万８７０６人で、韓国に比べ人数は少ないが、２０１３年と比べると１６％増加となっている。
　記事は、日本はビザ緩和措置を通して２０２０年東京五輪まで外国人観光客２０００万人誘致を目標にしているとし、一方で安倍総理が領土問題に対し“戦略的対外広報”を強調、特に中国をけん制するために、アセアン諸国を包容する政策を取っていると分析。そのため、タイやマレーシアには短期滞在の場合、すでにビザ免除制度を施行、ベトナム、インドネシア、フィリピンにもビザの緩和政策を取っていると報じた。現在、インドネシアに対しては、電子（ＩＣ）旅券所持者の場合はビザなし入国を許可している。これを受けインドネシア政府は、今年中に日本人のビザなし入国を実施する予定で、今後日本とインドネシア間の交流は活発になると展望した。また円安で韓国への旅行商品と日本への旅行商品の価格が縮まったことで、相当数のインドネシア人観光客を日本が吸収するだろうと予測している。他にも、インドネシアに韓国領事館は１カ所だけだが、日本領事館は５か所もあり、現地の旅行代理店が手続きの面倒な韓国より日本を選ぶ可能性も排除できないと指摘している。
　このような話題に対し、韓国ネットユーザーからは様々な反応が寄せられている。
　「観光業界では今、顧客誘致のため、激しい競争が行なわれている。政府の早い対策が必要」
　「一つを例にあげると、日本ではヘッドセットを買いに行くときれいに並んでいて、実際に試してみることができる。誰も盗まず、きれいに使うから」
　「日本で商店に行くと、歩くときに邪魔をする人もいないし、物差しで測ったようにぴちっと並んでいる。それに清潔で親切な国民性には感心する」
　「道が汚い、不親切で高い値段で買わされる。お前なら韓国に来たいか？何とかきれいにして、楽しい行事を開いたりしたほうがいい」
　「物価は高い、不親切。何のために韓国に来る？中国人も韓流ドラマを見て、幻想に浸り一度は韓国に来るが、再訪問はしない」
　「同じ値段なら、韓国ではなく、日本や中国に行く。…