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アルゼンチンの約350万年前の地層から、飛べない大型の肉食鳥類「恐鳥」の新種化石を発見したと、同国コルドバ大などの研究チームが10日、米古脊椎動物学会誌に発表した。
恐鳥は恐竜が絶滅した後に繁栄し、これまで化石が見つかった大きな種では身長が3メートルもあったと考えられている。学名が「ララワビス・スカグリアイ」と名付けられた新種は、身長約1.2メートルと推定され、全身骨格の9割以上が発見された。
化石が見つかったのはブエノスアイレスの南の海岸。約350万年前は恐鳥が絶滅に近づいていた時代だが、想像以上に多様な種が生息していた可能性がある。頭骨の分析から視覚や聴覚、鳴き声の研究も進むと期待されるという。