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産学連携によるスマホゲーム作りを目的の一つとして2013年12月に設立されたバンダイナムコスタジオバンクーバー。その最大の特徴はデジタルメディア産業向けの人材教育を行う大学院、CENTRE FOR DIGITAL MEDIA(CDM)の施設内にあることです。今回、バンクーバーで2月27日・28日に開催された学術会議「プレススタート」にあわせて双方を訪問することができました。
CDMはバンクーバー市の中心部から約4kmの場所にあり、88エーカー(35万平方メートル、東京ドーム約8個分)の巨大な敷地にあります。主に企業が入居する、現代アート風の二階建ての建物と、CDMの主要施設が入居する、新設された4階建ての建物が並び、その裏手では研究者向けの入居施設などが建設中。このうちバンダイナムコスタジオバンクーバーは前者の二階に収まっていました。
わずか2名からスタートしたという同社も、現在は社員数が15名となり、さらに新規スタッフを募集中とのこと。そのミッションは、北米を皮切りに世界でヒットするモバイルゲームを、日本人とカナダ人との協業で開発することです。多文化共生主義を掲げるカナダでも、アジアとの玄関口にあたるバンクーバーは、そのために最適な場所。CEDEC2014で講演された、9ヶ月にわたるCDMとの産学連携もその一つ。日本人だけでは難しい、現地の学生ならではの斬新な発想がみられたといいます。
スタジオヘッドをつとめる中山淳雄氏は、「50対50の協業では衝突しあって、うまくいかない」と語りました。ポイントは互いの強みをいかしたモザイク型の協業をとること。具体的には「日本のゲームデザインや、フィーチャーフォン時代に蓄積された運営ドリブンのマネタイズ手法」と「カナダのビジュアルデザインや世界観」の組み合わせが重要だと言うわけです。第一弾タイトルは今秋にリリース予定とのことでした。
◆4つの大学が合同で運営するデジタルメディア専門の大学院
このバンダイナムコスタジオバンクーバーの事例のように、多くの企業と産学連携によるプロジェクトを組み、グループワークを通した人材教育を行っているのがCDMの特徴です。
本校はブリティッシュコロンビア大学をはじめとした、BC州にある4つの大学によって2007年に開校されました。約1年~1年半のカリキュラムを修了すれば、4大学共通の履修証明書と修士号が授与されます。…