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米Appleは4月14日 (現地時間)、開発者カンファレンス「Worldwide Developers Conference 2015 (WWDC15)」を6月8日-12日に米サンフランシスコのMoscone Westで開催すると発表した。WWDCはここ数年、Appleがその年にリリースするiOSとOS X、iCloudのメジャーアップデートを発表し、関連情報を開発者に提供する場になっている。
Apple製品のエコシステム拡大と共にWWDC参加を希望する開発者が年々増加しており、一昨年のWWDC 2013はわずか71秒で売り切れた。そのため昨年から参加チケット販売方法に、参加条件を満たす参加希望者の中からランダムに選ぶ抽選方式が用いられている。
今年の参加希望者の受け付け開始は太平洋夏時間の4月17日午前10時(日本時間: 4月18日午前2時)。申し込めるのは、WWDC15発表時点(日本時間: 4月14日午後9時30分)で「iOS Developer Program」「iOS Developer Enterprise Program」「Mac Developer Program」のいずれかに参加していたApple開発者プログラムメンバー。参加希望者が13歳-17歳の場合は、参加条件を満たす開発者プログラムメンバーである保護者が申し込む。抽選結果は太平洋夏時間の4月20日午後5時(日本時間: 4月21日午前9時)までに通知される。チケット価格は1,599USドルだ。なお、一部のセッションはWWDC15期間中にライブストリーミングで提供され、全ての技術セッションの録画もオンラインで配信する。
公開されているカンファレンス概要によると、WWDC15では「デザイン」「アプリケーションフレームワーク」「Apple Watch」「ヘルス&フィットネス」「グラフィックス&ゲーム」「メディア」「Core OS」「ツールと言語 (Swift)」「エンタープライズ」などのトラックで、100以上の技術セッションが行われる。ハンズオンラボも100を超え、1,000人を超えるAppleのエンジニアが参加する。また、優秀なiOSアプリ、Apple Watch用アプリ、Mac用ソフトを讃えるApple Design Awardの表彰式も行われる。
WWDCは基調講演で幕を開けるのが恒例だ。基調講演は新製品発表の場にもなるが、昨年はハードウエア製品を発表せず、iOS 8とOS X Yosemiteの発表以外は開発者向けに徹する内容になった。9to5Macの報道によると、今年Appleはプラットフォームのアップデートで、新機能提供よりもバグ修正、安定性やパフォーマンスの向上を優先させる。