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◇第87回選抜高校野球大会(22日、第2試合)
○静岡(静岡)7−1立命館宇治(京都)●
甲子園の雪辱は甲子園で晴らす。昨夏の甲子園では一度はリードしながらも4失策が響いて、星稜に初戦負けした静岡。悔しさをバネに培った力強い打撃を見せつけた。
打球の勢い、飛距離が相手と違った。象徴は昨夏も先発した平野。逆転した後の三回2死一、二塁で、カウント1−2と追い込まれた。「がむしゃらに行くしかない」と手を出した5球目は、ボール気味の外角高め。捉えるのは難しい球を力強く手首を返して振り抜く。右翼手の頭上を越える2点二塁打で試合の流れを作った。
この日の先発のうち、平野を含む6人が昨夏の甲子園逆転負けの経験者だ。苦さとともに学んだのは「試合ではミスするもの。フォローする力が必要」と主将・安本。それが逆境をはね返す打力だ。
新チーム発足後から、徹底的に体を鍛えた。昨秋の公式戦のチーム打率は32校中トップの4割1分9厘。それが一冬越えて、すごみが増した。
二塁打2本を含む10安打、7点。成果を発揮し、ようやく甲子園での勝利をつかみとったというのに、どこか不完全燃焼気味。3番・内山は「勝てたのはうれしいけど(全体で)長打が少ない」。東海大会覇者の秘めた実力はこんなものではない、と言いたげだ。【岸本悠】