政治そのほか速
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将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが5対5で対戦する「電王戦FINAL」の第1局が14日、京都市中京区の二条城二の丸御殿であり、斎藤慎太郎五段(21)が「Apery(エイプリー)」(平岡拓也氏ら開発)に115手で勝ち、棋士側が先勝した。第2局は21日、高知市の高知城で永瀬拓矢六段(22)と「Selene(セレネ)」が対戦する。
これまでに2回行われた対抗戦では、棋士側が1勝3敗1分け、1勝4敗と連敗を喫している。特に中終盤で棋士がミスを犯し、逆転されるパターンが多かった。5対5の対戦は今回が最後で、棋士側は斎藤五段ら成績優秀な若手を選抜し、勝ち越しを目指す。
二の丸御殿内の台所が対局室になり、斎藤五段と、ソフトの駒を動かすロボットアームの「電王手さん」が向かい合った。持ち時間は各5時間。「Apery」の四間飛車に対し、先手の斎藤五段が居飛車穴熊に組む直前に戦いが起こり、急戦に突入した。中盤は斎藤五段が優勢に指し進め、「Apery」の攻めをかわし、勝ち切った。ソフト相手の練習を重ねた成果が出た。【山村英樹】
◇「ほっとした」斎藤五段
斎藤五段は「先鋒(せんぽう)ということで厳しい勝負と思っていたが、与えられた条件でやることができ、ほっとした。(Aperyは)練習した時の強さが影をひそめていたように思います」、平岡氏は「読みが外されるたびに形勢を損ねた。完全に力負けでした」と語った。