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子どもたちのインターネット利用について考える研究会(以下「子どもネット研」)は「オンラインコミュニケーション利用実態調査」を実施し、その結果を公表した。
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同調査は、「第1子に高校生・大学生の子どもをもち、オンラインでコミュニケーションをとっている保護者」と「オンラインでコミュニケーションをとっている青少年(高校生・大学生)」を対象に実施。計1,106件(保護者554件、青少年552件)の有効回答を得た。実施期間は2014年9月19~22日。
オンラインコミュニケーションをとる相手については、保護者、青少年ともに「家族」や「友達」など親しい相手が中心だった。しかし頻度については、「1日複数回、友達と連絡をとる」保護者が18.6%、青少年が46.0%で、2倍以上の開きがある。また「1回の会話でやりとりする相手の数」についても、「すべて顔見知りの相手10人以上」とやりとりをしたことがある保護者は31%だったのに対し、青少年では68%と大きな差が出た。
オンラインコミュニケーションで利用する機器は、保護者ではパソコン(93.8%)、青少年ではスマートフォン(85.7%)がそれぞれ最多だった。利用しているソフト・アプリについては、「メール」は保護者が96%、青少年が92.2%とほとんど差がなかったが、「チャット・メッセンジャー」は保護者が65.1%、青少年が92.8%となり30ポイント近くの差が出た。
青少年はオンラインコミュニケーションの頻度が高い分、悩みや不安も抱えやすいようだ。「相手からの返信が来なくて不安になる」「伝わる文章がうまく書けない」「長引いた会話をうまく切り上げられない」といった全6つの項目において、「あてはまる」と答えた青少年の割合は保護者を上回っている。