政治そのほか速
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新しい年度がはじまり、忙しい日々を過ごしているかたも多いかと思います。自分もやらなくてはならないことが多くて、気がつくと気持ちがせかせかしっぱなし。
「やることリスト」で頭が一杯の生活をしていると、気がつくと『落ち着いて考えるべきこと』をちゃんと考える時間がなくなっていたりします。
心を落ち着けるのに有効なこと
そんなときは、ちょっと立ち止まって心を鎮めるといいものです。目を閉じて静かに瞑想とか、ゆっくりとヨガに取り組んでみたり……、などを試してみて、それぞれに良い状態が得られました。
ただし、忙しいと続けられないのです!
続けるために、もっと気楽に取り組める習慣がないだろうか……。悩んだときに手に取ったのが、チベットの僧院で正式な仏僧となり、現在はイギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタントをしているアンディ・プディコムさんの本『からっぽ!』(辰巳出版株式会社・刊)でした。
そこには、歯磨きに集中する事で「瞑想」のような思考しない時間を得ることができると書かれています。
通常、歯磨き中といえば、次に何をするかなどを考えがちです。でもその意識を、歯磨きをする自分、歯の状態、歯ブラシを磨く手の感覚、歯磨きの音、歯を磨くときの体の振動などに向けてみる。
これらすべての観察は、それ事態に意味があります。なぜなら、ありのままの自分の心を見せてくれるからです。
(『からっぽ!』p163より引用)
自分の心がどんな状態なのか、落ち込んでいるのか、体は疲れているのか、意外と元気なのかなどを観察すること。そうすると、忙しく動き回っていた思考がすっと自分に戻ってきて落ち着きどころを見つけられるそうです。
毎日、誰もが行う習慣「歯磨き」。その日常の数分間を使って心を鎮められるなら、これは続けられそうです。
[からっぽ!]
holding-a-toothbrush via Shutterstock
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