政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
アメリカ、インディアナ州エルクハート。リバーサイドドライヴとレキシントンアヴェニューが交わるところに、奇妙な碑がある。
それは、おびだたしい数の歯が埋め込まれた重さ1トンのコンクリートブロックである。遠くからだとなんの変哲もないただのコンクリートの塊に見えるが、近くでよくよく見ると、臼歯、犬歯、門歯など数えきれないほどの歯がコンクリートの割れ目からのぞいているのだ。歯根から歯冠まできれいに残っているものもあれば、欠けているものものある。
この奇妙なモニュメントは、60年間地元で歯医者として働き、1978年に88歳で亡くなったジョゼフ・スタンプが作ったものだ。
愛犬のジャーマンシェパードのプリンスが死んだとき、悲嘆にくれたスタンプは普通の石碑は作らずに、これまで自分が患者から抜いてきたおびただしい数の歯を埋め込んだコンクリートブロックを作ることにした。彼は抜いた患者の歯を自分の診療所の地下に置いてあった樽の中に薬品とともに全て保存していたのだ。その後、新しい歯がたまるたびに定期的にブロックを大きくしていったらしい。
[画像を見る]
[画像を見る]
「祖父はとても創意工夫のできる人でした」孫のスーザン・ハワードは、地元紙「エルクハート・トルース」に語った。「ものを作ろうとしているときに、手元になにかを持っていたら、それをうまく利用する方法を見つけ出そうとする性分でした」。
スーザンもその3人の兄も、なぜスタンプが石碑に歯を埋め込もうとしたのかはわからないという。スタンプが初めてこのブロックをここに設置したのは1940年代か50年代。その後まもなくブロックは町の一部となり、子供たちが歯をほじくり出して、それでほかの子どもを怖がらせたりして遊ぶようになった。金歯を探してコンクリートを削りとる人もいたらしいが、見つけた者はいなかったという。
[画像を見る]
[画像を見る]
1909年、ジョゼフ・スタンプのエルクハート高校の卒業写真
via:amusingplanet・konohazuku
【街角ホラー:おびただしい数の人間の歯が埋め込まれたコンクリート碑(アメリカ)】を全て見る