政治そのほか速
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何でもすぐ人のせいにする人がいる。自分のことは棚に上げ、口からでるのは批判ばかり。何かにつけて誰かを責めたがる人のことを英語で『ブレーマー(blamer)』という。
ブレーマーはとても身近な存在で、気がつけばあなたの周りにもたくさん、またはあなた自身がブレーマーという可能性もある。
「人間の心の弱さ」について研究しているヒューストン大学ソーシャルワーク大学院の人気教授、ブレネー・ブラウンも昔はブレーマーだったと認めている。そんな彼女が自らの体験談をユーモアを交え、ブレーマーとは何か、なぜ人を責めたくなるのか?、その結果何が起きるのかをコミカルなイラストで、興味深く紹介している動画がある。
これを見れば、ブレーマーであることが、どれだけ人間関係に負のパワーをもたらしているかが分かるだろう。
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Brene Brown on Blame
■ 動画解説
物事がうまくいかなかった時、何か都合の悪いことが起きると、 「これって誰のせい?」 と考える人は多い。とにかく誰かのせいにしたくて、犯人探しに躍起になる。
この動画に出てくる主人公の名前はブレネー。彼女はブレーマーだった。
彼女は数年前、自分がどれだけ人を責めることばかり考えていたのか、ふと気づいたという。それは、こんな事件がきっかけだった。
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その日、ブレネーは家にいた。白いパンツにピンクのセーターを着て、キッチンで2杯目のコーヒーを飲もうとしたところ、ガシャーン!カップをタイル張りの床の上に落として、コーヒーをぶちまけてしまった。
カップは粉々に割れ、私の洋服はコーヒーまみれに。そこで最初に出た言葉は 「スティーブのバカ!!!」
スティーブはブレネーの夫である。なぜ夫を責めたのか?その時の彼女の頭の回路はこうだ。
夫の趣味は水球である。前の晩、彼は友達と水球をした。夫には「10時までに家に帰ってきてね。あなたが帰ってくるのを確認しないと、私は眠れないから」と言っておいた。
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ところが、夫の帰宅は10時半。それによりブレネーの寝る時間も遅くなった。つまりはこうだ。
「もし夫が時間通りに帰宅していたら、ブレネーは時間通りに寝れたはず。そしたら、今朝こんなに眠くなかった。だから2杯目のコーヒーを飲む必要がなかったんだ。そしたらこんな悲劇も起こらなかった。」
ブレネーはカップを落とした途端、夫のせいにするストーリーが完全に出来上がっていたのだ。…