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女優の沢尻エリカが、4月スタートのフジテレビ系ドラマ『ようこそ、わが家へ』(毎週月曜21:00~)に出演することが13日、明らかになった。月9への出演は初めてとなり、主演を務める嵐の相葉雅紀とは初共演になる。
『ようこそ、わが家へ』は、直木賞作家・池井戸潤の同名人気小説が原作。気弱で争い事が苦手な主人公・倉田健太(相葉雅紀)が家族とともにストーカーの恐怖にさらされ、一方で健太の父親・太一(寺尾聰)が会社の不正とも闘うという、サスペンスタッチのホームドラマだ。
今回、沢尻が演じるのは、原作にはないオリジナルの役で、タウン誌を発行する出版社の記者・神取明日香。ある日、相葉演じる健太が、割り込み乗車をしようとした男を注意した場に、たまたま居合わせたことがきっかけで、ストーカーに狙われる家族を取材し、健太とともに犯人を追いかけていくことになる。明日香は、健太とは正反対の勝ち気さと、理路整然と物事を考える生真面目さを持ち合わせており、新たな名コンビの誕生を予感させる。
役作りにあたって髪を黒く染め、意気込みを見せる沢尻。初めての記者役に挑むが「視聴者の皆さんと同じ目線になって、ストーリー展開と倉田家に迫っていけたらと思います。また、今回初共演になる相葉さんはとっても気さくな方で、これからの撮影が楽しみです」とコメントしている。コンビを組む相葉は、沢尻について「クールな印象を持っていましたが、実際にお会いしてみるとキュートな方でした。この先、3カ月ちょっとの間、2人でいいコンビになって、ドラマをともに盛り上げていきたいと思っています」と語り、パートナーとして迎え入れる準備は万端だ。
フジテレビの羽鳥健一プロデューサーは、沢尻を起用した背景について「(キャスティングの)テーマは、生真面目で、ちょっと勝ち気だけどキュートな女性でした。クールビューティーな役柄の印象が強い沢尻さんですが、以前から、キュートな役の沢尻さんが見てみたい、と思っていた僕は、何の迷いもなく今回のヒロイン役をオファーさせていただきました」と説明。相葉とのコンビについては「思わずクスッとしてしまう掛け合いもあり、2人のやり取りはこのドラマの大きな魅力の一つになることでしょう」と、見どころを語っている。
池井戸作品を連続ドラマ化するのは、フジテレビでは初めて。そこで本作は、原作から大胆なアレンジを敢行している。前述のとおり、原作に登場しないヒロイン・神取明日香を追加し、主人公を父・太一から長男・健太に変更。原作の池井戸も快諾しており、優しく争いごとを好まない主人公(相葉)と、勝ち気で争い事も辞さないヒロイン(沢尻)という、新たな『ようこそ、わが家へ』が見られそうだ。