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2015年3月8日、米UPI通信社は、水質汚染が深刻な中国で、ミネラルウォーターを容器に詰めて販売する「ボトルウォーター」の販売量が2010年以降倍増していると報じた。中国・参考消息(電子版)が伝えた。
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市場調査会社のユーロモニター・インターナショナルのリポートによると、中国は、世界の人口の20%を占めているが、淡水資源は世界の7%でしかない。中国では2010年以降、ボトルウォーターやミネラルウォーターの需要が倍増している。
そうした背景には、水質汚染による健康リスクがある。上海市の黄浦江で2013年、数千頭もの豚の死骸が遺棄される事件が起きた。14年には人口240万人を抱える甘粛省の省都・蘭州市で、石油パイプラインから原油が漏れ、水道水が発がん性物質ベンゼンに汚染される事件が起きている。
中国のボトルウォーター市場では、中国ブランドの康師傅、農夫山泉、怡宝の3社が販売量の3分の1を占めている。だがボトルウォーターから基準を超える細菌が検出されたことで、価格は割高でも清潔な海外ブランドに、市場参入のチャンスが到来している。(翻訳・編集/岡田)