政治そのほか速
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(金門 3日 中央社)台湾の西方に浮かぶ離島、金門県烈嶼郷にある老舗菓子店「合成手工[米羔]餅店」では、毎年も春にだけ作られる焼き菓子「鹹餅」の生産が行われている。
同地では一見すると台中銘菓の「太陽餅」のような丸い形をしている菓子の「桶餅」が有名。甘さは控えめだが、後引く味が特徴で、同店5代目の林信光さんは産後間もない女性が滋養強壮のために食べる風習があると話す。
桶餅が一年中作られる一方で、鹹餅は湿った南風が吹き付ける毎年3~4月にしか作られない。もちもちとした食感が高湿度のこの時期にしかできないからだ。生地は6~7時間発酵させて作り、餡(あん)からはえんどう豆の香ばしいにおいが漂う。
さくさく食べられる鹹餅。だが、墓参りの日とされる5日の清明節を過ぎると品数が少なくなる。早めの購入を呼びかける林さんは「食べたくても買えなくなっちゃうよ」。
(黄慧敏/編集:齊藤啓介)