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ブラッド・ピットがアカデミー賞初ノミネートを果たし、“アイドル俳優”から演技派への脱皮を図った作品の1つとして語り継がれるテリー・ギリアム監督作『12モンキーズ』(’95)。あれから20年、そのTVドラマ版がオンライン動画配信サービス「Hulu」にて、ついに日本にも登場する。
現在、全米放送で高い評価を獲得し、日本では「Hulu」で毎週1話ずつ配信されているドラマ版「12モンキーズ」は、そのカルト的世界観はそのままに、「HEROES/ヒーローズ」と「NIKITA/ニキータ」というメガヒットメーカーたちがタッグ。映画版ではブルース・ウィリスが演じた主人公コールに「NIKITA/ニキータ」のアーロン・スタンフォード、過去で彼を支えるライリー博士には『J・エドガー』のアマンダ・シュルが扮し、ブラッドが演じたゴインズ役は女性という設定となり、『コズモポリス』のエミリー・ハンプシャーが強烈な存在感を発揮している。
舞台となるのは、2043年。強力なウイルスによって人口の99%、約70億人が死滅した地球。地下世界で暮らす残りわずかな人類も死に絶えようとしている中、人類の未来を変えるため、「全てが始まった」と推測される2015年にタイムスリップすることを命じられた主人公が、ウイルスを散布したという“12モンキーズ”という正体不明の組織を探るさまが描かれる。
いま、「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチを始め、「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダス、「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポールなど、海外ドラマでの出演をきっかけに世界的にブレイクし、その後、大作映画へ出演するキャリアを重ねていく俳優が数多い中で、もちろん日本でも女性を中心に海外ドラマにハマる人が急増中。併せて、ドラマに出演するイケメン俳優への注目度も高くなっている。
中でも、「12モンキーズ」のアーロン・スタンフォードは、甘いマスクと確かな演技力で、いまドラマ界でも大注目。『X-MEN2』『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で炎を自在に操るミュータント、パイロ役を演じていたのもファンの間ではお馴染みだろう。
では、なぜ日本女子は海ドラ俳優にはまるのか、3つの理由をまとめてみた。
日本の俳優とここが違う! (1)役柄にのめり込める
1つ目の理由は、バラエティなどの他番組にて別の姿が見えにくい海ドラ俳優に対し、視聴者は日本人俳優以上にドラマでの役柄にのめり込めること。…