（新北 18日 中央社）国内外で医療ボランティアを行うNGO「台湾路竹会」（新北市）が17日、台北市内で日本の国際医療団体「アムダ」（AMDA、岡山市）と自然災害発生時における緊急救援や医療支援での協力に関する覚書に署名した。
　
　路竹会の劉啓群会長はアムダとの協力を通して、医療サービスの対象を拡大し、救援の効果を高めるなどして世界の人々の健康に貢献していきたいと語った。同団体は東日本大震災発生時に救援活動を行った経験もあるという。
　
　締結式に同席した外交部NGO国際事務会の牟華イ執行長（会長）は、中央社の取材に、「路竹会は日台NGO協力の先駆けになる」と話し、両者の覚書締結は重要な意義を持つとの見方を示した。さらに、協力関係の樹立は、国際社会における台湾の医療のイメージ向上および国際人道支援の場の拡大にもつながるのではと期待をのぞかせた。（イ＝王へんに韋）
　
　（黄旭昇／編集：名切千絵）