政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
Inc.:今朝、私の講義を聞いたBabson大学のある学生は驚いていました。というのも、ほとんどの人がそうであるように、彼もまた、多くの資産や年収こそが成功の尺度だと思っていたからです。しかし、そのような尺度から見ると、世界で最も成功している人はほとんど存在しないことになります。
2015年1月29日発刊の『Forbes』によると、純資産合計が796億ドルといわれているビル・ゲイツ氏がおそらく最もたくさんのお金を持っていることになりますが、毎年最も多くのお金を稼いでいるのが彼かということには疑問があります。その称号は、きっとヘッジファンドのマネージャーにこそ相応しいものでしょう。たとえば、Ray Dalio氏は運用資産1200億ドルのBridgewater Associates社を経営しており、『Forbes』によると、2014年は個人の収益としてなんと30億ドルも稼ぎだしています。
成功するということが最も多くの純資産を持ち、かつ毎年最もお金を稼いでいるということを意味すると思っているなら、ゲイツ氏もDalio氏も成功者とは言えないことになります。なぜなら、最も多くの富を保持するか、最も高い収益獲得のレ―スにおいて毎年勝ち続けることのみを成功であると定義しているからです。そうなれば、達成したことに喜びを感じるよりも、1番になれる方法を見つけ出すことにより多くの時間を費やすことになります。
簡単に言えば、そのような生き方を選んでいる限り、勝者以外は一生満足のいかないな地位で過ごすことになります。だからこそ、私は人生のある時点で「成功とは自分の時間の使い方を自由に決められること」という別の成功の定義を見出したのです。これが、今朝、私の生徒を驚かせた内容です。
念のためはっきりさせておくと、私は決して清貧の誓いを宣言しているのではありません。実際に、多くの人にとって時間を意のままに使うということは、請求書の支払いを心配する必要がない程度に十分なお金を稼いだ後でのみ達成することができるからであり、それに見合った水準の経済的安定を得ている人は多くありません。しかし、先々に起こりうる債務の支払いをカバーするために、純資産にして800億ドルものお金が必要になるとは思えません。
自分がしたいことを自由にして経済的安定を得て、それで幸せを感じるのであれば、それは成功しているということだと思います。…