企業から面接の案内を受けたということは、企業はあなたに少なからず興味があるということです。

　しかし、まだ企業とあなたの間には理解が必要な部分は多いため、
　・会ってお互いを知る
　・お互いが納得すればもう一度会う機会を持つ
　・お互いにより理解が深まる

　という行程を何度か経て、お互いが納得した後に内定となります。
　面接とはそんな活動なのです。つまり面接は「一方的なアピールの場」や「一方的に見定められる場」ではないのです。

　
　面接とは「お見合い」みたいもの

　
　皆さんの年齢では「お見合い」を経験した人は少ないかもしれませんが、学生コンパやイベントで友人や異性を紹介された経験のある人は少なくないでしょう。その時に皆さんは、どのような行動を起こしますか？　はじめに自己紹介をして、その後はお互いにたくさん話をすると思います。出身はどこで、中学・高校は何に一生懸命で、最近はこんなことをしていて……自分を知って欲しいから一生懸命に伝えようとしますし、相手に好印象を与えたくて必死に話を聞きます。

　面接も一緒です。まずはあなたから自己紹介をして、面接官が質問をする。そして、あなたも面接官に質問をする。短い時間の中で何回もやり取りをして、双方が興味を持てば次の面接へと進みます。それを繰り返して、双方の気持ちが合えば、めでたく結納（内定）→ 結婚（入社）となるわけです。

　なんてことはありません。「就職活動≒恋愛」なんです。そんなふうに考えると、面接が楽しみにも思えてきませんか？

　文・池
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