独フォルクスワーゲンの乗用車「ビートル」に改造ジェットエンジンを搭載して、米シリコンバレーをブッ飛ばしているエンジニアがいる。10月15日付の英メディアによると、スタンフォード大学の博士号を持つ自動車技師のロン・パトリックさん(47)で、カリフォルニア州サンフランシスコ市内の走行はもちろん合法だ。約140キロのエンジンはもともと米海軍のヘリコプター用で、改造した後に自身の小さな車の後ろに設置したという。その結果、100馬力だったエンジンは1500馬力に上昇。大量の空気の取り入れが必要なため、サンルーフを始めとした車の窓は全開にしないといけないのだとか。フルパワーで走ればお尻からは15メートルの炎が噴き出すというから、信号待ちの車の度肝を抜いているに違いない。ちなみに速度計は時速約225キロまでしか上がらないため、実際の全速力は測定不可能という。そのため、ほかの車が走っていない深夜にしかこのエンジンは起動できず、それ以外の時間帯は、本来の小さなエンジンを使用している。