政治そのほか速
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結論から言います。「おじさん」と呼ぶ前に、相手が「おじさん」と呼ばれ慣れているか、もう一度よく考えて! 地雷は意外と浅いところに埋まっています。
男性は女性が思っているよりも年齢を気にしています。
30代後半の人は40歳からを「おじさん開始年齢」とし、41歳の人は45歳くらいかな? ○○さん? ○○さんは42歳だけど、○○さんはおじさんだな。でも及川光博は45歳。おじさんじゃないから、41歳はおじさんじゃない、とおじさん開始年齢をこっそり延期しています。
●20代後半がメインの語学学校の会話
先生の出した議題「ミドルエイジ クライシス」に、「ん~、30代くらいかなぁ」
●通勤途中の会話
A「その引っ越してきた人っていくつくらい?」
B「おじさんですね」
A「40代くらいかぁ」
●作家の名前を見て
C「女の人なの?」
D「男だよ。おっさん」
C「42歳……、オレの1コ上……。おっさんかぁ」
A氏のように、既婚者で幼稚園の子のパパでも、C氏のように「年齢に縛られないフリースタイル」でも、おじさんは自分よりもう少し上かな、と漠然と思っているようです。
「肌年齢」「見た目年齢」「マイナス5歳肌」「鬼も十八番茶も出花」。雑誌、CMから故事まで女性は年齢に関しては「言われ慣れ」ています。ほぼ毎年なにかしらの「曲がり角」だし、30代の60%はなにかしらの厄年です。クリスマスだとか、クリスマスイヴだとか、1歳刻みに言われていた時代は過ぎても、年齢に関する「表現」「対策」「受け応え」。「年齢」は話題のジャンルとして確立しています。
男性も「女性の年齢を質問してはいけない」と教えられるため、気を遣ってくれるのですが、自分が「おじさん」と呼ばれた時の準備はできていないようです。一瞬、表情が消えた後、「まぁ、おじさんだねぇ」「おじさんかぁ(感嘆もしくは、疑問)」と「おじさん」と自ら発音するリアクションを多く目にしました。
働く女性が増えたとはいえ、地域や学校のコミュニティ密着率は女性が上です。よその子どもから「おばさん」と呼ばれることにも慣れています。男性は「~課長」「~先生」の名字+役職や、「~さん」などが一般的です。少子化によって、「おじさん」と呼んだことはあるけれど、呼ばれたことが無い男性が増えているのではないでしょうか。
「おばさんでしょ~」と先に言って予防線を張る技術を女性が磨いている間、男性は無防備でした。「私がオバさんになったらあなたはおじさん」であることを認めるまでの道のりは、意外と長いようです。
おじさんにもおばさんにも、女の子にも男の子にも名前があります。ここはフェアに、男性を年齢で判断するのもやめようと思います。
(fukigen)
【ガイド:All About News Dig編集部】