政治そのほか速
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どうもこんにちは。ゲイライターの渋谷アシルです。
突然ですが、“不倫”の経験はありますか? 憧れの上司との禁断の恋、バッタリ再会した同級生との秘められた関係。こうして文字にしてみると、ほんの少しの背徳感も相まって、ドキドキと胸が高鳴るような……。
でも、ちょっと待って!
当たり前ですが、“不倫”の恋が幸せな結末へと結びつくケースは稀(まれ)です。たいていは燃えるような恋の後に残るのは、燃えカスになってくすぶっている自分。それでも相手のことが忘れられなくて、何年も普通の恋ができなくなってしまうということもありえます。そこで今回は、ぼくの友人を例にあげ、「不倫にハマった女の末路」をお届けします。
ぼくの友人であるカナさん(仮名)は、20代後半から30代前半にかけて、ひとりの男性との“不倫”に身をささげてしまった女性。彼女の不倫相手は、職場の上司でした。
営業職としてバリバリ仕事に燃えていたカナさんはさんは、あるとき、仕事の悩みを上司であるAさんに相談するように。当時のカナさんは男性顔負けの働きぶりで、それゆえに社内でのやっかみや風当たりが強かったそう。それを真剣に聞いてくれ、時には力になってくれたのがAさん。だからなのか、ふたりの関係性が、“男と女”に変わるのに、そう時間はかからなかったんです。
でも、相手は既婚者。このまま関係を続けるわけにはいかない……。カナさんは毎日のように悩み、あるとき、別れを決意しました。ところが、そのときに発覚したのがカナさんの妊娠。相手はもちろんAさんです。
カナさんは、コッソリ堕ろすことも考えましたが、事実だけは知っていてほしいと、Aさんに打ち明けることに。するとAさんは覚悟を浮かべた表情で、こう言ったのです。「一緒に逃げよう」。
駆け落ちする――。そう決意したカナさんは、飛行機のチケットを取り、駆け落ち先での家も確保。あとはふたりで逃げるだけ。その先には、幸せな生活が待っている。そう思っていました。
ところが、駆け落ち当日の朝、待ち合わせ場所に指定した空港に、Aさんは一向に現れなかったのです。握りしめている携帯電話には、会社からの着信が何十件も入る始末。それもそのはず、彼女は会社も無断欠勤したんですから。
そんなカナさんの決意と裏腹に、時間はどんどん過ぎていく。…そして、搭乗終了時間が迫ったころ、ようやくAさんからの着信が。慌てて電話に出たカナさんの耳に、信じられないような言葉が響きました。「ごめん、やっぱり行けない」。
結局、Aさんは土壇場で怖気づき、カナさんを裏切ったのです。そして、会社を無断欠勤したことがきっかけとなり、カナさんとAさんの関係は、会社中に知れ渡ってしまいました。もちろん、それがAさんの奥さんの耳に入るのも時間の問題。恋人と仕事、いっぺんにふたつを失ってしまったカナさんは、泣く泣く会社を辞め、Aさんと一緒に住むはずだった街へと引っ越して行きました。そして、いまでもAさんを忘れられずにいるそうです。
いかがでしたか? これは実際にあった“不倫の事件簿”。カナさんは、ようやく最近、「好きな人ができたかも」と、新しい恋への第一歩を踏みだそうとしていますが、女の一番大事なときを不倫相手にささげてしまったのは事実。もう時間は取り戻せないんです。
“不倫”の被害者になるのは、たいてい女性。傷つき、なにもかも失ってしまうことも珍しくありません。ドラマや映画などでは、“純愛”として描かれることも多いですが、それはあくまでもフィクションの話。自分が美しい物語の主人公になれると思ったら、大間違いです。
もちろん、好きになってはいけない相手を好きになってしまう気持ちは、痛いくらいにわかります。ただし、そんな禁断の恋に突き進むのであれば、それ相応の覚悟が必要だということを肝に銘じておきましょうね。
(渋谷アシル)