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少し食べただけで太るという人と、沢山食べてもあまり太らない人がいます。このことについて、よく「代謝の違い」「筋肉量の違い」などが指摘されますが、最近は腸内環境も注目され、テレビ番組ではしばしば「腸内フローラ」という言葉が紹介されています。
■「腸内フローラ」とは
「みんなの家庭の医学」などで紹介されたのは、「腸内フローラ」というキーワード。人の腸にある多種多様の腸内細菌は、個々の菌が集まって複雑な微生物生態系を構築していますが、この微生物群集のことを「腸内フローラ」と言いますヤクルト中央研究所によると、腸内細菌の数はおよそ100兆個もあるそうです。「フローラ」は分類学の用語で植物群集を指しますが、かつては細菌が植物の中に分類されていたことや、ギリシア神話の花の女神をも意味していることから、「腸内フローラ」と言われるのだそうです。
この腸内フローラの有用な作用は、病原菌の定着阻害、免疫系の活性化、ビタミンの産生などですが、一方有害な作用として、腐敗産物や発がん物質の産生、各種腸疾患へ関与が挙げられます。「腸内フローラ」が有用に作用し、健康を維持するためには、腸内細菌のバランスを保つことが大切なのです。
■太りやすい人は、腸内細菌のバランスが崩れている
慶応義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科教授の伊藤裕先生は、太りやすい人は、腸内細菌のバランスが崩れていることを指摘しています。腸内細菌のバランスが崩れるのには大きく2つの原因があり、加齢と高脂肪食。
■腸内細菌のバランスを良くする方法
1)たくさんの種類の食べ物を食べる
腸内環境に良いと言われるのは、発酵食品や食物繊維。
・「ビフィズス菌」「乳酸菌」を含む食品
漬物、ヨーグルト、チーズ、味噌などの発酵食品を食べると、腸内細菌の増加につながります。
・「オリゴ糖」「食物繊維」を含む食品
腸内細菌の“餌”となる「オリゴ糖」や「食物繊維」は、胃で消化・吸収されることなく大腸まで達します。そして、腸内細菌の栄養源となります。
また、これらだけを摂るのではなく、肉・魚・野菜・炭水化物など色々な種類の食品を摂ることが腸内細菌にとっては重要です。一般的に推奨される1日の摂取品目は30品目です。
2)食品添加物の多い食品は避ける
食品添加物を含む食品を摂ると、腸内細菌も増えにくくなるのではといわれています。
3)食後は安静に過ごす
食後は、消化のために多くの血流が腸に集まります。…