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(台北 3日 中央社)タレントのジャネット・リー(李セン蓉)が、機密とされている陸軍の攻撃ヘリコプター、AH64Eアパッチの機内を撮影した写真をフェイスブック上に公開し、批判を浴びる騒ぎが起きた。陸軍司令部は3日、ジャネットを案内した中校(中佐)に懲戒処分を下した。同氏は同日付で送検もされている。(セン=草かんむりに倩)
同中佐は航空特戦指揮部601旅(桃園市)中隊の副隊長。アパッチの教官で、機密保護の担当官でもある。中佐は3月29日、ジャネットを連れて無断で同機の修理基地を案内。操縦席で模擬操縦をさせた上、国軍の情報安全規定に背き、写真撮影をさせた。
同司令部は中佐のほか、同指揮部の指揮官や所属部隊の幹部などの関係者計4人にも懲戒処分を下した。陸軍副司令官の潘家宇中将は、同案件が世間を騒がせたとして謝罪。軍職員の責任を追及するとともに、各部隊の規則に対する観念を強化していく考えを示した。
陸軍では先月中旬、酒に酔った東引指揮部(連江県)の指揮官が女性軍人の寝室に侵入し、不適切な接触をしたとして、セクシャルハラスメントの疑いで告発されていた事実も発覚。風紀の乱れが指摘されている。
陸軍は米国から同機30機を人員訓練費なども含め、計593億台湾元(約2290億円)あまりで購入。1機あたりの価格は約7億9000万元(約30億4000万円)にも上る。同機は2013年末から5度に分けて納入され、昨年末に引き渡しが完了した。正式な就役は2017年の予定。
(呂欣ケイ、劉麗栄、邱俊欣/編集:名切千絵)