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さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。六本木フジフイルムスクエアで、2015年3月27日から開催予定の前川貴行写真展「GREAT APES 森にすむ人々」を紹介する。
“富士フイルムフォトサロン 東京では、若手の写真家に写真展を開催する意義や楽しみを見出してもらい、写真文化の発展につなげる為の企画「写真家たちの新しい物語」を実施しております。これは写真プリントやパネルの制作代も含めて、無償で写真展が開催できるもので、年間4名の写真家を予定しております。
今回はその第三弾として、世界各地を飛び回り野生動物を撮り続けている前川貴行氏の写真展を開催いたします。
生物学的分類では私たち人類と同じヒト科に属する大型類人猿(Great Apes)は、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボの4種類で、そのどれもが絶滅危惧種です。前川氏はこれらすべての大型類人猿をカメラに収めるべく、2011年からウガンダ、ルワンダ、カメルーン、コンゴ、ボルネオで撮影を続けてきました。2013年には、生息地に入るのが物理的、行政的に最も難しかったコンゴでのボノボの撮影に成功し、野生下にある4種類すべての大型類人猿を撮影することができました。
一枚一枚の写真から、長い時間を彼らのそばで過ごした前川氏が感じた彼らの魅力が、伝わる写真展です。”