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中国が独自開発した水陸両用機「AG600」の機首が17日、中航工業成都飛行機工業で引き渡された。18日付で環球時報が伝えた。
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「AG600」は水陸両用機としては世界最大規模で、森林消火や海難救助といった緊急のニーズに応えられるよう開発されたもの。離陸重量は53.5トン、20秒以内に水12トンのくみ上げを完了することができる。今回の機首引き渡しに続き、今後は機体構成部品が相次いで引き渡されるとみられる。中航工業によると、年内に最終組み立てが完成し、16年に初飛行が実施される予定。
「AG600」の黄領才・総設計師は17日、環球時報の取材に応じ、「『AG600』の強力な水陸両用機能は遠海での救援活動に非常に適している。将来的には南シナ海方面で使用することが可能だ」と語った。他国の水陸両用機と比べると、ロシアの「Be-200」や日本の「US-2」などの離陸重量は40~45トン、カナダの「CL-415」は20トン前後で、「AG600」の53.5トンを下回っている。
日本の「US-2」はインドに輸出される可能性があるが、「AG600」はどうか。黄氏は「『AG600』も国際市場のニーズがあれば、先方の要求に合わせて改良することはできる」と語った。
(編集翻訳 小豆沢紀子)