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【ブラジル 1-0 チリ 国際親善試合】
ブラジル代表は29日、ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われた国際親善試合でチリ代表と対戦した。
ブラジルは26日の試合でフランスを3-1で振り切り、母国開催のワールドカップ以降、日本代表からの勝利を含めて7連勝を飾っている。
一方、チリは同日の試合でイランに0-2の敗戦。9月以降の9試合で4勝3分2敗の成績を収めている。
両チームはブラジルW杯の決勝トーナメント1回戦でも対戦しており、その時はブラジルがPK戦の末、辛くも勝利している。
前半が始まると、互いに素早いプレッシングを仕掛け、ゴール前でのシーンをなかなか作らせない。23分には、激しく競り合うMFメデルがFWネイマールの足を踏みつけるが、主審は見ておらず、注意だけで試合は続行。
ブラジルは27分、左サイド遠目のFKからネイマールが鋭いロングパスを入れると、ボールは直接枠内へ。だが、相手GKが辛うじて阻み、ゴールならず。
チリのチャンスは29分。右サイドのスペースに走るFWサンチェスが中央へクロスを送ると、ゴール前に詰めるMFアランギスがシュートを放つ。しかし、相手DFの体を張ったプレーにブロックされる。
ブラジルも負けじと反撃。37分、右サイドのスペースに入り込んだMFドウグラス・コスタが、逆サイドのDFマルセロからのロングパスを胸でトラップし、右足でシュート。しかし、これは枠を外してしまい、決定機を生かし切れない。
両チームはこのままスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半がスタートすると、チリがボールを支配し、ブラジルが守勢に回る。状況を打開したいドゥンガ監督は60分、FWロビーニョ、MFフィルミノ、MFエリアス、MFウィリアンらフレッシュな選手を投入する。
するとブラジルがカウンターから決勝弾を挙げる。72分、前掛かりになるチリからボールを奪うと、縦パスに抜け出したフィルミノがGKをかわし、無人のゴールへ流し込んだ。
その後、ブラジルは相手の猛攻を耐え抜き、1-0でチリを退けた。
ブラジルは6月にメキシコと親善試合を戦った直後、チリで行われるコッパ・アメリカ(南米選手権)を迎える。
尚、ブラジルは本大会のグループリーグで、ペルー、コロンビア、ベネズエラと対戦。開催国のチリは、エクアドル、メキシコ、ボリビアと同組に入っている。