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文芸春秋は16日、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹のデビュー作『火花』の3度目の重版10万部が決まったと発表した。今月12日に都内で行われた記者会見など多数の報道がなされ、先週末までの全国書店の売上が好調なため。累計発行部数は発売から1週間足らずで35万部に達した。
ピース又吉初小説高評価に手応え 次回作に意欲
『火花』はお笑い芸人二人の物語。奇想の天才で人間味あふれる神谷と彼を慕う後輩・徳永は笑いの真髄について議論しながらそれぞれの道を歩んでいる。二人の人生を通して人間存在の根本を見つめる。
今月11日の発売前に3万部、発売当日に7万部の重版がなされ初版15万部と合わせた発行部数は25万部に達していたが、発売1週間足らずで早くも35万部に到達したことになる。同社はこの売れ行きについて「文学作品としては村上春樹作品に次ぐもの」と説明している。
また、きょう16日より都内6ヶ所(渋谷3、新宿2、池袋1)で『火花』15秒動画広告が放映開始された。