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チェルシーで主将を務めるDFジョン・テリーは、11日に行われた欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグで起きたパリ・サンジェルマン(PSG)のFWズラタン・イブラヒモビッチのプレーを巡るチームの振る舞いについて自論を語った。
イブラヒモビッチは前半31分にMFオスカールへ危険なタックルを仕掛けたとして、チェルシーの選手は群れになって主審にレッドカードを求めた。抗議の甲斐あってか、イブラヒモビッチは一発退場となり、試合後の同選手は「彼ら11人は赤ん坊のようだった」と皮肉を込めた発言をしている。
英紙『デイリー・メール』であの場面を振り返ったテリーは「もし30ヤード(約27メートル)も走らねばならない状況だったら醜いかもしれないが、現場のすぐ後ろに立っていて、数人の選手が主審の近くにいたとしたら、私はチームメートの振る舞いを支持する。
彼らが主審に詰め寄ったとしても、あの場面で我々ができることは反応を示すことだけだ。だが、チームの一員として彼らに自分たちから警告を受けるような振る舞いをさせることはできない」と味方選手の正当性を主張した。
TV解説を務める元イングランド代表のジェイミー・キャラガー氏は「チェルシーの行為は恥かしいものだったし、オスカルの痛がり方を救いようがないものだ」と反論。
テリーは「彼がそう言ったのか?個人であのような反応を示すことはないが、我々はグループなんだ。全員を一気に止めることは難しい。試合の最中であれば他のチームだって同じのようなことをするはずさ。彼は言い訳だと言うかもしれないが、物事には立場がある」と意に介さない様子を見せた。
「このステージで負けてしまったことには失望している。我々は通常もっと上まで勝ち残るチームだからね。クラブ、選手、サポーター全てがこの結果に悲しんでいる。だが、PSGは10人になってもプレーの質が下がらず、勝利に値するチームだった。彼らが成功するよう幸運を祈っている。我々も来季この舞台で勝ち進めるよう気持ちを立て直したい」と対戦相手に敬意を払った。
チェルシーは、2ndレグで延長の末に2-2と引き分け、2戦合計3-3とし、アウェイゴールの差で敗退が決まっている。